そして理解不能な訪問医が…

看護体制が整っていると評判の施設に入所した夫が転倒してしまった。
看護師の対応の遅さにイラっとしつつも、
翌週に訪問医の診察を受けた…その後の続き~

夫の診察をした訪問医から
「整形外科でレントゲンやMRIの検査を受けた方がいい」と言われ、
設備の整った整形外科に連れて行った。
どうやら圧迫骨折していたようで、整形外科の先生は
「コルセットを付けた方がいいけど、病院で作ると何回も通院が必要だし
大変だから、コルセットは施設でも作れるので施設で作ってもらうといいですよ」
と施設の訪問医宛に書面を作ってくれた。

その書面を読んだ訪問医からも
「コルセット着用と定期フォローが必要という内容のお手紙でした」
と連絡があったので、これできちんと治療が進むだろう!とひと安心。
が、それから一ケ月後のこと…

経過観察のために整形外科の診察を受けようと夫を施設に迎えに行くと…
あれっ??コルセットをしていない?
患部をさわってもぷよぷよしてるだけ。ええっ?!
いや…ええっ?!ってなるよ!!
看護師さんに「これはどうゆうことかしら?」と
質問する声が思わず震えてしまったわ。
そしたらね、看護師さん、なんて言ったと思う?
「訪問医の指示がなかったからです」って。
当たり前のように言うのよ~!
プッツーン!
私の堪忍袋の緒が切れちゃったわ~~。
わざわざ整形外科に診てもらって、その病院からの指示があったにも関わらず
コルセットを付けていないことに疑問を抱かず
「訪問医の指示がなかった」から放置したと?
信じられな~い!

「あなたの家族が、今、あなたが言ったような対応をされたらどう思います?」
怒りに震えながら、堰を切ったようになってしまい、
きっと色々言ってしまった…と思う…
看護師さんは、慌てて「訪問医に電話で確認する」とその場を離れていった。

とりあえず気を取り直して、夫を整形外科に連れて行ったが、
幸いにも骨に大きな変化はなく、
「このまま様子を見ることにしましょう」と言われてホッと胸をなでおろした。

しか~し!納得いかないことはほってはおけない巳年の私。
その日の夕方に改めて、訪問医になぜコルセットをしなかったのかを
LINEで質問したところ、
なんと彼は「コルセットは必要ないと判断しました」と返してきた。
びっくりよ!耳を疑うわ~!
「先生は整形の専門ではないので、整形を受診するようにと言いました。
今回、その整形医の指示をご自分の判断で無視するというのは、
おかしくないですか」と聞いたところ

「コルセットは効果がないと思った」
「コルセットをしても悪化することがある」と繰り返す。
おいこら!
結局、専門医を無視して自己判断で治療をするってどういうことよ?
この訪問医の言ってることが理解不能~!

なにより嫌だったのは、訪問医は、
私が単なるクレームでも言っているくらいにしか思っておらず、
家族側の気持ちをわかろうとしていなかったことだ!

私の夫は余命宣告されている。
夫の貴重な余命を、今後この医者に預けるのかと思うと
溜息と共に憂鬱な気持ちになるのであった…

次回予告~夫が熱を出す!~