私が夫(86歳・要介護4)の介護を通して気づいたこと…
どうやら介護の現場で働く人は、家族からの要望をクレームとして捉えているようだ。
自分の立場を守ろうとしてなのか、言い訳やごまかしをされると、
なんだかな~ってな気持ちになる。
こっちは、家族側の気持ちもわかって欲しいだけなんだけどな~
今回は、私を「イラっ!」とさせた施設の看護師さんのお話。
夫は、昨年5月にガンを患い、約10か月間病院を転々とし、
同時期に実母も骨折などで2回救急搬送された。
仕事もある中、私は自分でも何をしているのかわからなくなるような
多忙な日々を送っていたが、今年の4月から夫が施設に入り、
ようやく少し落ち着けるかなと思った矢先だった。
4月のある水曜日、入所している施設から夫が転倒した!と連絡があった。
その時、看護師さんは「痛がる様子はないのでこのまま様子を見ます」と…
そっかそっか~、大きな怪我が無くてよかった~と安心し、
それから3日後に夫の顔を見に行くと、看護師さんが
「昨日くらいから腰が痛いと訴えてあるので、月曜日に訪問医に来てもらいます。
もしかしたら他の病院を受診していただくかもしれません」と言った。
その時、私の心が「イラっ!」としてしまった。
なぜ「イラっ!」としたのかというと…
痛いと訴えたのは昨日からでしょ?
なのに今は土曜日の昼下がりだぞ!
月曜日に診てもらうだと?
その後に何かあったら病院に連れて行けと?
自慢じゃないが私は、平日とっても忙しい!のだ。とっても、とっても!だ。
施設に入るとき、「私は平日は動けません」と何度も言った。
あれほど言ったのに?
そりゃあ夫が痛がってると聞けば、平日でも病院に連れて行かざるを得ないだろ!
せめて昨日のうちに教えてくれれば、土曜日でも診てくれる病院に行けるのに!
「まったく気が利かんやつやな!」
(私の心の声)
敢えて声に出して言わなかった、けど言えばよかったかな~
いやいや、言わなくてよかった…はず。
気を取り直して、
「どうにか日曜日に診てくれる整形外科はありませんか?当番医とかで」
と、しつこく粘る私に看護師さんは、
「日曜の当番医で整形医がいるところはないと思いますけどね」
(フンっ!という彼女の小さな不満が言葉の後に聞こえた…)
ちなみに、この施設は4月に認可が下りたばかり施設だったので、
入所者さんより看護師の数の方が多い。
だから、きめ細やかなサービスを受けられる、と期待して入所したんだけどな~。
後編へ続く…今度は訪問医が私を「イラっ」とさせるのである(笑)